神よ、愛に祝福を

「劇場版仮面ライダーカブト:GOD SPEED LOVE」


あの人絡みで書いた記事でも一寸書きましたが、私も観て来ました。




個人的には充分、面白いと感じましたし、楽しめました。 公開したばかりですし、まだ観て
いない人も多いと思いますので、極力ネタバレは避ける方向で書き込んでみたいと思います。
私の稚拙な文章にお付き合い頂き、多少なりともこの映画に興味を持って頂ければ幸いです。


ストーリー概要(公式より抜粋)

 1999年、巨大隕石が地球に落下。世界の全ての海が干上がり、
 ワームと呼ばれる地球外生命体が地球に侵入する。
 ワームの脅威から人類を守るため、秘密機関ZECT<ゼクト>は
 マスクドライダー・システムを開発。 選ばれた戦士=仮面ライダー
 とワームとの壮絶な闘いが始まる。

 7年後。ゼクトが内部分裂を起こし、反乱分子<ネオゼクト>が
 誕生。事態は“ゼクト対ネオゼクト対ワーム”という三つ巴の様相
 を呈する。天道総司仮面ライダーカブトは、ゼクトとネオゼクト
 の双方に、自分の“力”を売り込んでいく。見えぬ天道の真意。

 一方、ゼクト内部では、【天空の梯子計画】が進行していた。
 氷の塊である彗星を地球に引き寄せ、隕石落下で干上がった海へ
 大量の水を取り戻すという、人類の存亡を賭けた壮大な計画である。
 ネオゼクトは計画の情報を入手し、乗っ取りを画策。そうした中で、
 謎の死を遂げた者たちの噂が囁かれていた。その死に付きまとう
 “黄金の仮面ライダー”の影。


とりあえずこの映画を楽しむ上での前向きな観方と言うか、
ポイントと言うか、幾つか挙げてみますと・・・


主人公のドラマパート
 天道、ひより、加賀美の3人を軸としたドラマパートは完全に子供置いてきぼりと言える程、
 「ハード」な内容で、ここを楽しめるかどうかで今回の「GOD SPEED LOVE
 (以降、GSL)」の評価が大きく変わるのではと感じました。 俳優さん達のテレビ版とは
 違った演技も、テレビ版を観慣れている人には新鮮に感じるかもしれません(違和感を覚える
 人もいるかもしれません)。


3人の劇場限定ライダー
 デザインは「カブト」のリデコレーションで、3体並ぶと「劇場版仮面ライダー剣
 ミッシングエース」の同じく劇場限定ライダー3人を彷彿とさせてしまいますが、扱いは
 「ミッシング〜」に比べて酷い物ではなく、それぞれがそれなりに見せ場がある(変身前も
 変身後も)ので、結構、観応えはありました。 ただ、各ライダーの特徴が劇中あまり出て
 いないので、ラスト以外のバトルシーンが若干、単調っぽく感じてしまったのはチョッと
 残念なところ。


驚愕(?)のラスト
 これはやはり多くの方々に実際に観て、確かめて欲しい。 そして、各々が色々感じ取って
 欲しい。 すいません、月並なコメントで宣伝臭くて申し訳ないですが、今はこれ以上は
 言えません、ハイ。


細かい事は気にするな
 「所詮仮面ライダーの映画」と割り切って観れば「軌道エレベーターがどうだ」とか
 「時間軸がああだ」とか「高速移動がこうだ」とか気になってしまうような事も忘れる事が
 出来る・・・筈・・・? まぁ、観終わった後で友達なんかと「ありゃありえねーよなw」
 とワイワイ笑って会話すればいーんじゃないかと思うわけです。


問題点が無いわけじゃないですが、そんな部分も含めて個人的に好きな作品の仲間入りです。
過去の劇場版ライダーでは「仮面ライダー555:パラダイスロスト」の次にお気に入りに
なりました。 ちなみにタイトルの「神よ〜」は映画の副題”GOD SPEED LOVE”
の和訳なんだそうです(公式より)。